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Japan

研究・開発

東中川 毅

デジタルクリエイティブ&トランスフォーメーショングループ 

担当している業務について

製造の作業過程で生まれる暗黙知を形式知に置きかえて、すべての作業者に周知することや、作業者ごとのスキルレベルを可視化し、成長意欲の刺激や自己成長につなげる仕組みづくりにチャレンジしています。「DOJO(※1)」というシステムもそのひとつですね。もともと自動車メーカーの生産技術に12年半従事した後、SIer(※2)のコンサルタントとして主に製造業のデータ活用推進を6年経験し、今年1月に荏原のデータストラテジーチームに参画しました。私のバックグラウンドは生産技術がベースなので、製造領域のナレッジ化や教育コンテンツ制作、教育体系の構築といったところは自身の経験が活かせると思っています。

※1 「DOJO」は当社内での呼称です。
※2   System Integratorの略。ITシステムの構築・運用を請け負う企業。

日々のやりがいやスキル習得の仕方について

前々職でものづくりの魅力や課題を深く知った後に、前職ではその課題解決アプローチを学んだものの、直接ものづくりに関われないもどかしさがありました。現職では、これまでの経験を活かしながら直接的にものづくりの課題解決に携われる点が魅力です。大変だなと思うよりも、やりたいことが多くて毎日楽しいですね。目指しているのは、ものづくりにおける「ムダを減らすこと」です。私はものづくりに愛着と敬意を持っていますが、一方でムダも多いと思います。現在の取り組みによりその課題を解決し、スマートなものづくりに近づけたいと考えています。

これからやりたいことや、若い人たちへのメッセージ

私がこれまでに人から聞いた職業観でもっとも素敵だなと感じたのは、「江戸の魚河岸のように、人々が求めているものを提供するだけ」という考え方です。若い人には、自分がやりたいことをシンプルに追求し、一生懸命続けてほしいと思います。「石の上にも三年」という言葉がありますが、きっと「今の時代に古臭い」と感じるのではないでしょうか。しかしこれまでの経験上、私のような凡人であれば、何か結果を得るには毎回3年ほどかかりました。ですから、どんなことでも簡単に見切りをつけず、継続してほしいと思います。