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Japan

流体機械設計技術

創業来の主要製品で培ってきた
知見に裏打ちされた最適化技術

カテゴリ 共通基盤技術

サスティナブルな活動が求められるなか、高い環境意識やコスト削減という要求により、日本の年間消費電力の約28%を占めるポンプには消費エネルギーの低減や効率的な運転が必要とされています。また、幅広い産業分野で多種多様な流体が扱われている現代、お客様の新しい仕様にもスピーディかつ柔軟に対応していくことが求められます。
時間と費用の合理性追求も進み、メンテナンス性の向上やダウンタイムの削減も欠かせない要件となってきています。
こうした背景から、ポンプの設計にはますます各仕様への迅速な対応を可能とする最適化設計のプロセス構築が重要になっています。

最適設計プロセス 最適設計プロセス
最適化設計の例(アキシャルスラスト低減設計) 最適化設計の例(アキシャルスラスト低減設計)

荏原グループは創業事業である風水力機械製造を中心に、電子やエネルギーに至るまで、様々な流れを制御する知見を蓄積してきました。そうした知見を活用し、加えてデジタル導入による効率的・効果的な設計技術を確立。スピーディで柔軟な対応を実現しています。


特徴01. デジタルエンジニアリングを駆使した多目的最適化

創業以来100年を超えて「流れ」と向き合ってきた荏原グループは、流体解析や振動・構造解析など最先端のデジタル技術を活用した設計最適化に取り組んできました。こうした設計最適化の蓄積された経験により、多様な仕様に適合する最適な設計を素早く導き出すことで、開発工期を短縮しながらも製品のロバスト性・耐久性を担保し、幅広い用途の製品開発に対応できます。

特徴02. 効率化された3Dモデリング

3Dモデリング例(荏原時報 No.259 “世界市場向け片吸込単段渦巻ポンプGSO型” より) 3Dモデリング例(荏原時報 No.259 “世界市場向け片吸込単段渦巻ポンプGSO型” より)

デジタルエンジニアリングを導入し、企画・設計段階から3Dモデルを活用。デジタル環境でシミュレーションを行えるため、試行錯誤する時間を大幅に短縮し、新たな仕様にも素早く対応できます。

特徴03. CFD(数値流体力学)を中心とした高度なシミュレーション

DXを積極的に推進している荏原グループでは、CFD(Computational Fluid Dynamics)をはじめとしたCAE(Computer Aided Engineering)による高度なシミュレーションを追求しています。現象を精密に可視化・解析することで、試作前に製品性能を高精度に予測できるため、より高性能・高効率な設計を求めて最適化することが可能です。

構成技術元素

Fd - Fluid Machine Design

(流体機械設計技術)

 

荏原グループの技術のかけ合わせで新しい価値創造を目指します

Fd × Pu PNAGM型 直結給水ブースタポンプ(ウォールキャビネットタイプ)

Fd × Fi  送風機