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Japan

電動ターボポンプを用いたロケットエンジンの着火試験に成功
~国産の再使用ロケット実現へ前進~


荏原の電動ターボポンプを用いたエンジンの着火試験の様子 荏原の電動ターボポンプを用いたエンジンの着火試験の様子

荏原製作所(以下:荏原)と将来宇宙輸送システム株式会社(以下:ISC)は、1月19日(日)~ 30日(金)にかけて、荏原が開発を進めるロケットエンジン用電動ターボポンプを搭載した液体燃料ロケットエンジンの着火試験を実施し、成功しました。

1. 背景

荏原は、「人と宇宙のつながりを当たり前に」をミッションに、2021年に宇宙事業に関するチームを発足させました。以来、低コストで自由度の高い輸送手段の確立に貢献するため、ロケットエンジンに燃料を供給する電動ターボポンプの開発や宇宙機向け排熱システム用ポンプの開発に取り組んでいます。
両社は2024年8月の包括協定締結以来、電動ターボポンプを用いたロケットエンジンの実現に向けて連携してきました。

2. 概要

本試験では、荏原が開発した電動ターボポンプをISCが設計・製造するエンジンに搭載した状態での燃焼試験を行い、エンジンシステム全体としての特性を確認しました。着火までの主要機能が成立することを確認し、予定通り燃焼試験が完了しました。本成果は、次のステップである高出力試験への足がかりとなります。

■試験概要

名称液体ロケットエンジン ポンプ組込み着火試験
場所滋賀県高島市饗庭野地区
日時2026年1月19日〜30日
目的ポンプを組み込んだエンジンシステムを燃焼試験設備に接続して試験を行い、着火が可能であること、および計測・制御機能を含むシステム全体の成立性を確認すること

■成果

(1)着火に向けた一連のシーケンスの妥当性および着火が可能であることを確認
(2)システム全体の成立性を確認
(3)今後予定しているエンジン出力を上昇させる試験の実施に向けた各種データを収集

3. 今後の展開

今後、高出力試験を行うことで、2028年3月までに、地球周回軌道へ人工衛星を投入する技術実証を実現できるレベルに高め、世界的に需要が高まるロケット打ち上げ市場において、圧倒的な競争力を持つ輸送サービスの実現を目指します。


ー 荏原グループについて ー

荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づき、事業活動を通じて社会課題を解決し、持続可能な社会の実現と企業価値のさらなる向上を図っていきます。