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Japan

JAXA宇宙探査イノベーションハブとの宇宙実証に向けた共同研究を実施
〜初期開発試験成功を受け、3月までに技術成熟度をさらに向上〜


JAXA_Hub 初期開発試験で完了した水流し試験の様子

荏原製作所(以下:荏原)は、2025年12月26日付で国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下:JAXA)と「キャンド型モーターポンプの高速回転化に向けたシステム検討(以下:本研究)」に関する共同研究契約を締結しました。
なお、本研究は、2023年にJAXAの宇宙探査イノベーションハブ研究テーマとして採択され、初期開発試験が完了した「キャンド型モーターポンプ 高速回転化の研究」の宇宙実証に向けたフォローアップ研究です。

1. 背景とねらい

荏原は、大型衛星や月着陸機などの宇宙機向けキャンド型モータポンプについて、2023年4月より宇宙探査イノベーションハブ研究テーマとして共同研究を開始し、電動ポンプの高圧・低流量化技術を確立しました。
現在、宇宙空間の商用利用拡大に伴い、高効率な電動ポンプへのニーズはさらに高まっており、その実用化に向け、電動ポンプ単体だけでなく推進薬タンクシステム全体での検討が急務となっています。そこで、航行中の電力使用を最小限に抑えつつ、システム全体の軽量化を実現するために、継続テーマとして共同研究契約を締結しました。

2. 研究契約の概要

本研究は、2025年12月から2026年3月末までの期間を対象とし、月面ランダー、大型衛星、大型OTV(Orbital Transfer Vehicle、軌道間輸送機)向けへの搭載を目指すキャンド型モータポンプの技術成熟度(Technology Readiness Level、以下:TRL)向上に向けた以下の具体的な課題解決を推進します。

(1)軸受のデータ取得
ポンプ単体の主要技術課題である軸受の特性データ取得を目的とした、水流し試験を集中的に実施。

(2)システム課題の検討
ポンプ単体だけでなく、モータ、インバータ、バルブ類等を含むシステム全体としての技術課題を洗い出し、最適な設計のための目標策定に向けた検討。

3. 今後の展開

荏原は、本研究を通じて、宇宙機向けキャンド型モータポンプの実用化へ向けた課題の解決とTRL向上を加速させ、宇宙市場の顧客ニーズに対応できる技術基盤の確立を確固たるものとしていきます。当社は、長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げる進化する豊かな生活づくりへの貢献を目指し、航空宇宙事業の発展に貢献してまいります。


ー 荏原グループについて ー

荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。

 

ご参考:JAXA宇宙探査イノベーションハブ 研究提案募集に採択内定が決定(2023年2月9日付 当社ニュースリリース)