メインコンテンツにスキップ
Japan

韓国のGSグループと液化水素サプライチェーン構築に向けた協業を開始
~ クリーンエネルギーの安定供給に向けたグローバル連携を強化 ~


締結の様子 締結の様子
【左から】荏原 CP水素関連戦略ビジネスユニット 統括部長 塚本、
GS建設 CTO(副社長) Cho Sung-Han氏、GSジャパン 代表取締役 高 東煜 氏

荏原製作所(以下:荏原)は、韓国の大手ゼネコンである GS建設(GS E&C)および GSグループの商社部門を担う GSジャパン(GS GLOBAL JAPAN CO., LTD.)の2社(総称して以下:GSグループ)と、液化水素(LH₂)の安定的なサプライチェーン構築に関する戦略的業務覚書(MOU)を締結し、協業を開始しました。

1. 背景とねらい

荏原は、「持続可能な社会づくり」に不可欠な水素社会実現への貢献を目標に掲げ、水素サプライチェーン「つくる・はこぶ・つかう」において、グループで保有する技術・事業の活用に取り組んでいます。
一方、GSグループは、大規模プラント建設およびEPC(設計・調達・建設)分野での豊富な経験や貿易機能で培ったグローバルなネットワークを活かし、液化水素関連の事業基盤を拡充しています。
今回の協業により、荏原が有する最先端の極低温ポンプやコンプレッサ技術と、GSグループが持つ大規模プラント建設におけるEPCノウハウを組み合わせることで、韓国での液化水素受入基地や貯蔵インフラの整備などにおいて、高い相乗効果が期待できます。

2. 概要

今回の協業では、韓国国内で液化水素関連の受け入れ基地の建設および実証プロジェクトを共同で推進します。双方が持つ強みを融合させ、液化水素の「生産」「貯蔵」「輸送」「利用」に至る全工程を包括するサプライチェーンを、韓国で構築していきます。

3. 協業に関するコメント

荏原 CP水素関連戦略ビジネスユニット 統括部長 塚本 輝彰
GSグループとの強固なパートナーシップを通じて、当社が長年培ってきた先進技術を、韓国およびグローバル市場に展開し、未来のクリーンエネルギーエコシステムを共に創造していくことを目指します。

GS建設 CTO(副社長) Cho Sung-Han 氏
今回の荏原との協業は、従来の石油化学中心のプラント事業をクリーンエネルギー分野へと拡大する重要な転換点です。当社のEPCの経験と荏原の先進技術を融合させ、韓国内外の液化水素サプライチェーンの安定化に貢献していきます。

GSジャパン 代表取締役 高 東煜 氏
当社はGSグループの日本における拠点として、商社事業を中心に展開しております。当社は中長期成長戦略として、クリーンエネルギーを中心とした持続可能な社会・経済実現に向けたアクションを掲げており、クリーンエネルギー事業分野を力強く推し進め、日韓の連携をコアとして、アジア、グローバルマーケットへとサプライチェーンの拡大を推し進めてまいります。

4. 今後の展開

今回の協業を契機として、3社はアジア地域における液化水素の安定供給の実現と世界をリードする国際的なサプライチェーンの確立を目指します。これにより、未来のエネルギー社会をリードしていきます。

ー 荏原グループについて ー

荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。