荏原製作所(以下:荏原)は、JSEC※が目指す日本の科学技術水準の向上と、自発的に考えて課題を見つけ、解決し、さらに展開しようとする若い人材を応援するという活動趣旨に賛同し、「第23回高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC2025)」に協賛しています。2025年度の「荏原製作所賞」は、愛媛県立長浜高等学校2年生の河野瞬さんに決定しました。
第23回 高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC2025)荏原製作所賞が決定
1.背景
JSECは、2003年に朝日新聞社の主催で始まった科学技術と数学の自由研究コンテストです。理数教育を充実させることで日本の科学技術水準の向上を目指しています。荏原は、長期ビジョン「E-Vision2030」において高度なESG経営の実践を掲げています。その一環として、次世代を担うグローバル人材の育成を目指し、JSECを支援するとともに「荏原製作所賞」を設け、特に優れた研究を顕彰しています。本賞は、来年5月にアリゾナ州で開催される国際大会ISEFへの挑戦につながる賞でもあり、受賞者の今後のさらなる活躍が期待されます。
2.概要
JSEC2025最終審査会が12月14日(日)に開催されました。今年度は、全国191校から過去最高となる506研究作品の応募があり、その中から厳選された37作品が最終審査会に進出しました。最終審査では、プレゼンテーションと質疑応答が行われ、大学教授や企業の審査員が各賞を選出しました。
■荏原製作所賞について
・研究タイトル:ミナミトビハゼの体表粘液における物理的・化学的防御の検証~水陸両用見えないバリアの秘密~
・受賞者 :愛媛県立長浜高等学校 河野瞬さん
・研究概要:ミナミトビハゼの体表粘液が細菌におよぼす防御機能の解明を目的として、比較魚種のヒラメの粘液とともに抗菌効果と細菌付着抑制効果を検証した。ミナミトビハゼ粘液には直接的な抗菌作用は認められなかった一方、細菌の付着を有意に抑制する効果が確認された。また、粘液除去後短時間で再分泌された粘液においても同様の付着抑制効果が見られた。これにより、ミナミトビハゼは抗菌ではなく付着抑制と迅速な再分泌による物理的防御の役割を有することが示唆された。本研究は、「粘液による付着抑制」という観点から魚類の感染防御を明らかにした点で新規性があり、今後の養殖における低コストかつ抗生物質に依存しない感染症対策法の開発にもつながる可能性がある。
3.今後の展開
荏原は、科学技術に関わる社会貢献活動を通じて、次世代を担う人材の育成に継続して貢献してまいります。
ー 荏原グループについて ー
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。