荏原製作所(以下:荏原)は、2025年10月31日(金)付でブラジル子会社のEBARA BOMBAS AMÉRICA DO SUL LTDA.を通じて、ブラジル国内を中心に消火および農業分野でポンプユニットの設計、製造、販売、サービスを手掛けるGEMINI GERMEK HIDROMECÂNICA LTDA.社(以下:ジェルメッキ社)の持分保有者との間で持分譲渡契約を締結しました。今後、関係法令に基づく必要な手続きを進め、2026年1月末をめどに、ジェルメッキ社の持分100%を取得予定です。
ブラジルのポンプユニット製造販売会社「Germek」と持分譲渡契約を締結 ~ブラジル国内外におけるシェア拡大とソリューション力強化を実現~
1.背景とねらい
荏原は、中期経営計画「E-Plan2025」において、建築・産業セグメントを成長事業と位置づけています。成長市場を取り込み、海外市場でのシェア向上を図るため、M&Aを含む投資を積極的に行い、海外新拠点の設立を進めています。2020年に策定した長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げるありたい姿を目指し、約6年間で海外新拠点は今回が12拠点目となります。
南米地域では、農業、建築、産業向け等のポンプ市場が成長しており、当社はブラジル、コロンビアの拠点を活用し、同地域での事業を拡大してまいりました。昨年には南米中南部地域初の拠点をウルグアイに新設し、シェア拡大に注力しています。
2.買収企業の概要
社名 :GEMINI GERMEK HIDROMECÂNICA LTDA.
所在地 :ブラジル・サンパウロ州
事業内容 :消火・農業分野向けポンプユニットの設計、製造、販売、サービス
譲渡完了日:2026年1月末(予定)
3.今後の計画
今後は、ジェルメッキ社が有する高度な設計・エンジニアリング力を活用し、消火用ポンプ市場のニーズを的確に捉え対応するとともに、農業およびその他のセグメントにおける製品・サービスの競争力強化を図ってまいります。
ー 荏原グループについて ー
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。