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Japan

荏原参画の次世代宇宙港ワーキンググループ、概略実現性評価の結果を公表
~「次世代型宇宙港」のコンセプト等を報告 ~


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荏原製作所(以下:荏原)が2024年8月より参画している「次世代型宇宙港」ワーキンググループ(以下:NSP-WG、主導:将来宇宙輸送システム株式会社)の活動が完了し、概略実現性評価(Feasibility Study、以下:FS)の結果がまとまりましたのでお知らせします。
なお、本日開催された「NIHONBASHI SPACE WEEK 2025」内で、本FSの結果および、NSPの模型を発表しました。

1.NSP-WGの概要

NSP-WGは、将来的な高頻度の宇宙輸送サービス実現に不可欠となる「次世代型宇宙港(New Space Port、以下:NSP)」の多角的なあり方について検討することを目的に、2024年8月に発足しました。
NSP-WGは、高頻度な宇宙輸送を支える拠点としてのNSPの実現を目指し、ロケットの打上げ・着陸機能だけでなく、観光・見学・教育・研究利用などの目的で人々が訪れる多機能複合拠点との組合せを想定しています。検討範囲を陸上にとどまらず洋上にも拡大し、これまでにはない斬新かつ実用性の高い宇宙輸送拠点の実現に向けた検討を、2024年8月から2025年10月末までの期間で行いました。

2.NSP-WGにおける荏原の活動内容

NSP-WGでは、陸上・洋上を含む多様な立地条件に対応可能なNSPの基本コンセプトの策定、およびそれに付随する商業・エネルギー・エンタメ施設との複合化モデルについて、FSを実施しました。

本評価において、荏原は、創業以来培ってきた水・空気・電子・エネルギーに「流れ」を創る技術を活かし、当社のコアコンピタンスである回転機械技術および流体制御技術をもって、主にNSPにおける液体燃料の受け入れからロケットへの供給、再利用に至るまでの一連の極低温燃料ライン関連設備について検討を行いました。

3.今後の展開

荏原は、NSP-WGの活動を通じて得られた知見と成果を、当社の航空宇宙事業の具体化に活かしていきます。引き続き、高頻度な宇宙輸送を支える拠点としての宇宙港への技術提供を具体化することで、宇宙への輸送手段の低コスト化実現と、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。


ー 荏原グループについて ー

荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
 


本件や事業に関するご相談: 宇宙ビジネス推進課