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Japan

六十谷第2浄水場(和歌山県)の東施設ポンプ機械設備工事を受注


荏原製作所(以下:荏原)は、和歌山市企業局より六十谷第2浄水場(以下:本機場)の東施設ポンプ機械設備工事を受注しました。

1.背景とねらい

本機場が位置する和歌山市は、国内有数の繊維・染色工業が盛んな地域です。産業の発展に伴い工業用水の需要も増え、本機場は、市内を流れる紀の川下流流域の工場などに工業用水を送るための重要な施設として50年以上地域に貢献してきました。
しかし、施設の多くは老朽化が進んでおり、南海トラフ地震などの大規模災害への備えも求められています。このため和歌山市では、通常時の安定供給の強化および災害時の保安水量の確保を目的として、現在、浄水能力100,000㎥/日の浄水施設更新を六十谷第2浄水場東側用地にて進めています。
今回の工事では、設備の老朽化対策を進めることで、安定的な水供給を実現し、より強固なインフラに貢献します。

2.概要

工事諸元
(抜粋)

立軸斜流ポンプ( 600VZM型)

Φ600mm × 38m³/min × 15m × 132kW

3台

両吸込渦巻ポンプ(500×350CHNM型)

Φ400mm × 34.8m³/min × 37.5m × 300kW

3台
工期2025年7月5日~2027年3月20日 
施工場所和歌山県和歌山市六十谷108-2 六十谷第2浄水場内

3.今後の展開

荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指しています。社会システム事業では排水能力を向上させたポンプの開発や、メンテナンスが容易な設備やサービスの提供を通じて、社会インフラの強靭化を支えていきます。

ー 荏原グループについて ー

荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。


※ 文中の「○○○型」の表示は当社の機種記号です。