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Japan

名古屋市上下水道局 広川ポンプ所に大型排水ポンプ6台を納入


ポンプ室内

荏原製作所(以下:荏原)は、日本下水道事業団発注の名古屋市上下水道局 広川ポンプ所(以下:本機場)に排水ポンプを6台納入しました。

1.背景とねらい

近年、降雨が頻発化・激甚化しており、名古屋市では1時間に63㎜の降雨に対して浸水被害をおおむね解消するとともに、1時間に約100㎜の降雨に対して床上浸水をおおむね解消することを目指して下水道施設の整備を進めています。広川ポンプ所は、リニア中央新幹線開業を控える名古屋駅周辺を含む地域の浸水対策のひとつとして整備を進めており、浸水に対する安全度の向上を図ります。

2.概要

本機場は、都心部である名古屋駅周辺地区を通過する名古屋中央雨水調整池と接続するため、ポンプ所地下部分が約65mの大深度ポンプ所となります。今回荏原が設計・製作・据付したポンプは、地下50mの深さから地上レベルの中川運河に雨水を吐き出す能力があります。

工事諸元
(抜粋)

立軸片吸込渦巻斜流ポンプ(1200VLYGE型)
φ1200mm×200m3/min×54m×2600kW
3台
立軸斜流ポンプ(800VZGE型)
φ800mm×72.5m3/min×9.0m×170kW
2台
立軸斜流ポンプ(500VZM型)
φ500mm×29m3/min×9.3m×75kW
1台
工期2021年9月~2025年6月
施工場所名古屋市中川区広川町地内

3.今後の展開

荏原は、雨水排水機場では国内トップのポンプ納入実績を持ち、現在も新設はもちろん更新や改造など多くのプロジェクトを遂行中です。荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指しています。

ー 荏原グループについて ー

荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。


※ 文中の「○○○型」の表示は当社の機種記号です。