生産技術
瀧川 俊介

担当している業務について
製品製造に必要な技術、例えば接合や表面改質、樹脂成型などの開発業務を担当しています。当部門(EMTAC)は、事業部のニーズを汲み取り、協働することが基本にあります。その一つが開発試作品の迅速な製造であり、まだ製造ベースには乗らない、先行技術の検討ができることは大きなやりがいです。また、工場での製造技術課題の解決も行います。これらは全て初めから答えがあるわけではありません。事業部と一緒に考えて取り組むことが多く、その中で自分たちのレベルアップにつなげています。
海外研修生への技術継承で工夫したこと、自身の学びになったこと
海外研修生を受け入れることは、自分が「井の中の蛙」から卒業する良い機会です。日本以外の文化、習慣、言葉、考え方などを乗り越えて、一緒に仕事をすることになります。一つの作業を進めるにも多くの時間と労力が必要でしょう。でもきっと、そうした苦労が成長につながると私は考えます。私自身も、海外研修生に対する業務の指示や、話の伝え方を工夫するようになりました。日本人的な1言って10分かるより、10言って5分かってもらえるかどうか、相手の理解度を確認するスキルを身につけました。
これからやりたいことや、若い人たちへのメッセージ
隣の席に外国籍の社員が座るのは当たり前の時代です。国籍、人種、宗教の壁を乗り越えて多様性が享受され、新しい価値観がどんどん生まれる時代です。だからといって英語を特別に勉強する必要はないと思います。これからは性能の良い翻訳システムがいくらでも出てきます。そんなことよりも若い人は、失敗を恐れないで、どんどん新しいことにチャレンジして、これまでにない発想を持って自分の人生を切り開いてください。