生産技術
成田 貴行

担当している業務について
モノづくりに関する技術開発や、荏原グループの新規開発品における試作品の迅速な製作を行っています。従来の開発試作品は外注に依頼することもあり、社内であるわれわれEMTACが試作段階から関わることで、のちに荏原の実機で製造することを意識しながら試作できるほか、試作時からより作りやすくするためのフィードバックを設計・開発部門に届けられます。こうした効果は、荏原グループにとってメリットになると考えています。
海外研修生への技術継承で工夫したこと、自身の学びになったこと
研修生の成長度合い(進捗度)をどのように表現すれば良いか、それを研修生であるNghiemさん本人、Nghiemさんの派遣元、メンター(世話役)とどう共有すれば良いかを考え、レーダーチャートを作成しました。育成計画を立てる上では、当方が「教えたい」と思う内容と、派遣元が「教えて欲しい」と思う内容は必ずしも一致しないため、その点を考慮しました。研修生の言葉や文化の違いと向き合いつつ、育成の目標やそれに対する研修・業務の進め方を合意するのは難しくもあり面白いところです。想定以上の成長が認められれば、大きな喜びとなります。
これからやりたいことや、若い人たちへのメッセージ
昨今は環境面、安全面、カーボンニュートラルの視点・配慮もグローバルで厳しく求められるようになりました。「当たり前のことを当たり前にできるようにする」だけでは足りず、開発に必要な技術も変わっていくと思います。その中でグローバルに活躍できる、荏原グループ以外でも通用する技術者を育成したいですね。EMTACにはデータ解析などを行えるシステムが充実し、一方で、手足を動かしてモノづくりに従事できる現場の環境もあります。海外とのコラボレーションもでき、製品製造の幅広い領域を分け隔てなく学べる機会が揃っています。本人次第でいろいろなことが経験できるのではないでしょうか。