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Japan

研究・開発

河島 圭佑

デジタルクリエイティブ&トランスフォーメーショングループ

担当している業務について

製造現場などに生み出されるIoTデータやナレッジデータ(社員が保有する知識やノウハウ)を、メタバース上に集約して活用する仕組みを構築しています。工場等の実空間における人・モノを始めとしたあらゆる情報をメタバース上に再現し、業務の進化に役立てる取り組みは、現在進行しているEBARA-D3プロジェクトの土台になっています。仮想空間にデータを集約するだけでなく、ユーザーが利用したくなるように、ゲーミフィケーション技術やAI技術(リアルタイム翻訳や参照すべきナレッジの提案)を実装しています。

日々のやりがいやスキル習得の仕方について

製造現場の情報やノウハウは、暗黙知となって共有されにくく、次の世代に継承されていかないなどの問題が生まれやすいと言えます。少子高齢化が進む中では、熟練作業者の知識や技術を今の段階から蓄え、若い方に伝えることが重要です。それにより、「日本の強い現場力」を喪失させないようにしたいですね。メタバースは、データや知見の蓄積、現場ナレッジの活用に有効な手段と考えており、日本の製造業全体にメリットを生み出せるでしょう。それは大きなやりがいです。

これからやりたいことや、若い人たちへのメッセージ

AIが活用可能なビッグデータ基盤の構築を進めたいですね。これはD3プロジェクトのポイントであると考えており、国内外問わずあらゆる拠点の情報を結び付けていきたいです。リアルタイム翻訳も実装し、国内と海外の社員がメタバース上で自由にコミュニケーションできる環境を構築することが、上記取り組みを加速すると考えています。さらには、D3の仕組みを社外にも展開し、国内の産業を活性化させたいですね。荏原は、新しいチャレンジに賛同してくれる人が多く、取り組みを能動的に進められる環境があります。ここでさまざまな素養や経験を蓄積し、一緒に課題に取り組む仲間が増えることを望んでいます。