SDGsを推進するうえで欠かせない取り組みのひとつが「リユース」。限りある資源を廃棄せず、再利用しながら分かち合う社会が望まれています。再生紙やプラスチック、フードロス解決まで。そして「形があるもの」だけではありません。実は「熱」もリユースできることを知っていますか。
私たちの生活は、さまざまな「熱エネルギー」を発生させています。建築物のなかの暖房・冷房などの空調設備だけでなく、食品工場では高温(温熱)で調理し、一方で食材の保存のために冷蔵庫や冷凍庫(冷熱)を使用します。石油・化学プラントでもボイラーや蒸留塔などでさまざまな温度を作り出し加工しています。発生した熱の余剰分は、工場から排水(排温水)の形で排出されたり、ケースによっては300℃を超える高温の蒸気や排気ガスとして煙突から空気中に排出されるなど「熱が捨てられている」状況。こうした排出された熱(排熱)を別の用途に転用する「熱のリユース」は、いま世界中で再注目されており、荏原の製品が貢献しているのです。
ターボヒートポンプ・排熱利用吸収冷凍機
世界中で再注目される「熱」のリユース
