荏原環境プラント株式会社(社長:甲斐 正之、本社:東京都大田区)は、2021年に受注した「厚木愛甲環境施設組合ごみ中間処理施設整備運営事業」における施設建設を進め、2025年11月30日、同施設「あつあいクリーンセンター」の建設工事を無事に完了し竣工を迎えました。2025年12月より、20年間の運営事業を開始しています。
本施設は、当社独自開発の焼却炉「エバラHPCC21型ストーカ」を採用し、ごみ量・ごみ質に応じた最適燃焼による安全で安定したごみ処理が行われています。また、排ガス規制値は、法規制値よりも厳しい自主基準値を設定し、周辺環境の保全に配慮しています。
ごみを燃やして発生した熱は、ボイラにて回収し、蒸気タービン発電(最大出力 4,510kW)で発電します。発電した電気は施設の電力として活用するほか、余剰電力は売電するなど、再生可能エネルギーを最大限有効利用することで、CO₂削減に寄与し環境負荷の低減を図っていきます。
また、芝生や水辺環境、遊具が整備された緑地は、大規模災害時は可燃性廃棄物の一時保管場所として活用され、平時は地域住民のみなさまの憩いの場所として開放されています。
当社は、本事業活動を通じて地域に最適化された資源循環ソリューションを提供することにより、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。