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袖ケ浦市と廃プラスチック等を使用した試験研究に関する協定を締結


協定締結式の様子(右:袖ケ浦市 粕谷市長、左:当社社長 甲斐)

 8月7日、荏原環境プラント株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:甲斐 正之、以下「当社」)は千葉県袖ケ浦市(市長:粕谷 智浩、以下「袖ケ浦市」)と、廃プラスチック等を使用した試験研究に関する協定を締結しました。

 本協定は、袖ケ浦市と当社が両者の資源を有効に活用し、官民連携による廃プラスチック等を用いた試験研究を推進することで、カーボンニュートラルの実現に資する資源循環システムの構築を目的としています。

■袖ケ浦市との連携事項
 1.試験研究に使用する廃プラスチック等の廃棄物の提供及び活用に関すること
 2.プラスチックリサイクルにおける地域への普及啓発に関すること
 3.その他、カーボンニュートラルの実現に関すること

 今後、袖ケ浦市の各家庭から排出される使用済みプラスチックを対象としたモデル実証事業において、同市が回収したプラスチック廃棄物を、当社のICFG技術※1を用いた実証プラント※2で受け入れ、油やガスへの熱分解試験を実施します。本実証を通じて、従来はリサイクルが困難であった多種多様なプラスチックを含む廃棄物を対象に、安定的に価値ある資源を生成できることを検証します。

 また、市民の環境意識の醸成のための啓発活動として、プラスチックの再資源化が体感できるよう、生成品のサンプル提供なども行っていく予定です。

 当社は、この官民連携の協定を通して、資源循環型社会の実現を目指す地域の取り組みを支えてまいります。
今後も、当社が保有する技術やノウハウを活用したソリューションを提供することで、地域の資源循環やカーボンニュートラルに貢献していくとともに、企業としても成長していくことを目指します。

 

※1:雑多なプラスチック廃棄物などを熱分解し、炭化水素を主体とした油やガスとして回収可能な当社独自技術「ICFG®内部循環流動床ガス化システム」。
※2:本実証プラントは、令和5年度採択の環境省補助事業(環境省令和5年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金「脱炭素型循環経済システム構築促進事業(うち、プラスチック等資源循環システム構築実証事業)」)による支援を受けています。
※3:ICFGは荏原環境プラント株式会社の日本における登録商標です。

 

■本件に関するお問い合わせ先
荏原環境プラント株式会社 営業本部 ソリューション開発部
TEL:03-6275-7820(代表)