システム技術部長
笹木 誠 ササキ セイ
システム技術部長
笹木 誠 ササキ セイ
システム技術部は計画業務と設計業務を担う約50名の人員で構成されています。主な業務は、当社で扱う製品の計画から設計及び現地試運転までを行っています。お客様との打合せや現地で行う試運転作業時は、日本全国に出張することがあります。
一番の魅力としては、荏原グループの一員として、生活に欠かせない上下水道や農業水利システム、気候変動から近年増加傾向にある大雨災害や洪水から人命や財産を守る排水機場、カーボンニュートラルに欠かせない再生可能エネルギーなど社会や産業インフラを支える技術者として、世の中の役に立つ仕事であることを日々強く感じられることだと思います。
システム技術部では特に人材育成に力を入れています。お客様が設備を運用する上でのニーズ(運用上の課題や効率化につながる機能など)を探し出し、顧客目線を持ってそれを設計に反映できるエンジニアの育成に力を入れています。そのためには、多彩な設計経験を積んだマルチタレント化を推進していきます。また、働き方改革として社員間の業務量平滑化を目指し、DXを活用した業務の見える化だけでなく協力業者様との体制構築や強化にも取り組んでいます。
“インフラ設備に関わる仕事がしたい方”、“モノづくりが好きな方”、“新たな挑戦がしたい方”などが適していると思います。我々の仕事は、案件毎にお客様の要望を聞き出しカスタマイズすることが必要となりますので、お客様に寄り添ったより良い製品を作るための努力を惜しまない方が適しています。
我々の仕事は、公共事業が多いため、どうしても公共事業の年度末(1月~3月)に掛けてピークを迎えます。この多忙な時期は業務量も多くなるため、チームワークとして、部門の垣根を超えて全社一丸となって日程調整を行い乗り切ります。「困った時はお互い様」と相互に思いやり、助け合いの心で一体感を生み出すチームを目指して日々業務を行っています。
職場環境としては、働き方改革や業務改善を目的とした業務改革チームを発足させ、デジタルトランスフォーメーション(以下DX)を推進することで、着実にその成果が出てきています。また、テレワークや社外のレンタルオフィスを活用した柔軟な働き方ができる環境整備にも配慮しています。
まず、システム技術部の運営方針では「人材育成とキャリア採用者のフォローアップ強化」を掲げています。
我々の行っている業務は電気全般ですが、電気といっても色々な分野に多岐に渡っており、一例を出すだけでも受配電システム、PLC、計装、パソコン等のハードやソフトウェア技術があります。また、ポンプやバルブ等の機械を動かす技術など幅広い知識や様々な能力が必要となりますので、中々すぐに覚えられるものではありません。実際に工場や現場でものを見て、動かして、測ってなど経験値を積まないと一人前には成長できません。
そのため、設計初心者には、配電盤等の実物がある山口工場にて実際の盤を使ったPLCプログラム、試運転業務、盤検査方法等の実習を行って頂く研修プログラムを立上げ中です。また、過去のトラブル事例やノウハウを活用した講習会もオンラインを活用して参加者を固定しない形で実施され、よりオープンな勉強の場を提供することにも配慮しています。また、荏原グループの研修制度への参加、先輩社員が1on1で教育するOJTリーダ制度により皆さんをサポートする体制等、社員一人一人に応じた個別のキャリア形成マネジメントを整備して取り組んでいます。
これから長い社会人生活が待ち受けていると思いますが、働くといっても、単に給料をもらうために与えられた仕事をやる人間にはなってほしくないなと思います。せっかく働くのですから、純粋に熱中することや成功を共に分かち合う仲間との出会いなどの”仕事へのやりがい”を見つけ出してもらい、インフラを支えている自負のもと、世の中の役に立つことへの充実感を是非とも味わってほしいと思います。そういう姿勢の人は、自然と周囲からも認められ、周りへも良い影響を与える存在になっていけると思います。