畠山清二記念荏原基金は、技術指導などを通して国際協力活動を行い、主として東南アジア諸国との相互理解と友好関係を深めるため、1989年にエバラに設立されました。
これは故畠山清二社長の「環境保全技術に独占はなく、地域社会とともに生きるエバラ」という理念を生かし、企業の利益を目的としない社会貢献活動と位置づけています。
活動の内容は次の3項目に分けられます。
- 荏原に蓄積された経験と技術を生かして、各地の大学等を拠点とした短期技術講座を提供する。
- 現地のニーズに合った適正技術開発のための協力を行う。
- 各地の大学から推薦された学生に、奨学金を提供する。

AOTS-AIT International Training Course 2007(タイ)
「ポンプ設備の計画と設計」
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AOTS-ACEM Training Course 2007
(マレーシア)
「産業用流体機械の応用技術」
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AOTS-ITB Training Course 2008
(インドネシア)
「産業用流体機械のエネルギー保全応用技術」
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なかでも「1」の技術講座の提供にあっては、開発途上の各地の強い要望に応えて、2008年3月末現在、セミナー、ワークショップ、研修コースなどを、16カ国において大小合わせて188回開催し、累計8,744名を越える参加者を得ています。
これらのコース開催者は、各地の大学や公的機関とし、荏原は講座を受持つ経験ある技術者を派遣し技術移転に供する形を取っています。参加者は各地の官・公・民各セクターの実務技術者が主体となっていて、コースの内容も公共施設や産業基盤の計画、設計、保守など、実務的な内容となっています。コースの内容は、荏原の伝統的な流体機械関連技術から、近年とくに要望の高い再生可能エネルギー利用法、水処理や廃棄物処理といった環境保全技術の各分野に至っています。
最近では、経済産業省傘下の海外技術者研修協会(AOTS)のもとに、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシア、インド等で研修コースを設け、より効果的な研修が行われています。
2007年8月には、在バンコクのアジア工科大学(AIT)にて東南アジア諸国10ケ国より関連企業・コンサルタント・大学研究機関等の実務者を招聘して、「ポンプ設備の計画と設計」講座を11日間行いました。この講座は、AITと協力し始めてから10回目となる記念すべき研修コースとなり、各国の参加者からの国別現状報告や実務上の問題点等がこのコースの中で討議され、これ等を通して各国の当該分野に従事する技術者の友好が深められました。また、2007年10月には、マレーシアコンサルタント協会(ACEM)の協力を得て、「流体機械の産業用応用技術」研修コース(3日間)をクアラルンプールおよびコタキナバルの2ヶ所にて、更に、2008年2月には、バンドン工科大学(ITB)の協力を得て「産業用流体機械のエネルギー保全応用技術」研修コース(3日間)をインドネシアのバンドンにて、それぞれの関連民間企業・コンサルタントの実務者を対象とした集中研修を行いました。
この他にモンゴルエネルギー協会、フィリピン灌漑局、カンボジア王立農業大学、タイ/コンケーン大学等とも協調して研修コースを実施しており、それぞれ特徴ある国際協力の場となっています
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講座に供される英文テキスト類は、各種公的基準類を参照するなど至って客観的記述としており、中には地元有志の協力によりベトナム、タイ、インドネシア語に翻訳され、地道な技術移転に役立っています。これ等の活動は、荏原にとっても地元のニーズを直接汲みとる貴重な機会にもなっています。




