| 2006.06.08 | 40,000時間耐久性、小型・軽量化された家庭用燃料電池スタックの プロトタイプ完成 |
株式会社荏原製作所
荏原バラード株式会社
株式会社荏原製作所(以下、荏原)と荏原バラード株式会社(以下、荏原バラード)は、40,000時間の耐久寿命を持つ新たなスタック(型式:MK1030 V3)のプロトタイプ機の開発が完了し、バラードパワーシステム社(以下、バラード社)から荏原バラードに出荷されたことをお知らせいたします。
このプロトタイプスタックは、昨年、バラード社と締結した「スタック開発契約」に基づき、開発されたもので、荏原バラードが、2008年度以降の商用機市場投入に向けて、開発を進めている40,000運転時間の耐久性、高い信頼性、小型軽量化、低コスト化を実現する家庭用燃料電池システムの商用機に搭載されます。
この第3世代機のスタックは、バラード社で新たに開発された加速試験の手法によって40,000時間の設計耐久寿命が確認されています。また、第2世代機のスタックと比較して重量を40%軽量化し、容積も26%小型化することに成功しました。
今回の開発成果をふまえて、荏原バラードは耐久性評価のため、共同開発先である東京ガス株式会社及び新日本石油株式会社に対し、このプロトタイプ(型式:MK1030 V3)を搭載した家庭用燃料電池システムの試作機を今年度中に提供する予定です。
今後、荏原バラードは荏原の最先端の製造技術活用に加え、バラード社とのライセンス契約に基づき40,000時間の耐久性を有するスタックを自社で製造することでシステム全体のコストダウンに取組んでまいります。
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[参考資料]
固体高分子形燃料電池 (Polymer Electrolyte Fuel Cell - PEFC)
PEFCは電解質に固体高分子膜を使用した低温作動型(約70℃)の発電装置です。水素あるいは都市ガスなどからつくった水素を主成分とするガスと空気中の酸素を化学反応させ、電気と熱(温水)をつくり出すことができます。小型、軽量、低コスト、高信頼性などの特徴を持ち、定置用以外でも自動車用およびポータブル用として注目されています。バラード社は、PEFCの開発・製造における世界のトップメーカーです。
[各企業の概要]
荏原製作所が51%、バラード社が49%を出資して、1998年12月に設立された合弁会社。PEFCの開発・製造における世界のトップメーカーであるバラード社の技術と、荏原のエンジニアリング・製造技術を有機的に組み合わせて家庭用・業務用の燃料電池事業を展開している。荏原バラードはバラード社のPEFCを使用した定置式発電システムおよびコージェネ用スタックを日本国内において製造・販売・サービスする独占権を有している。
| 社長 | : | 大矢 正克 (渇`原製作所 上席執行役員 新エネルギーカンパニー バイスプレジデント) |
|---|---|---|
| 所在地 | : | 東京都大田区羽田旭町11−1 |
| 工 場 | : | 神奈川県藤沢市本藤沢4-2-1(荏原製作所事業所内) |
| 資本金 | : | 4.8億円 |
1920年機械メーカーとして設立。ポンプ製造では国内のトップメーカー。近年、環境共生(ゼロエミッション)型企業を目指し、環境関連の総合エンジニアリングに力を入れるとともに半導体製造装置を開発・製造するなど精密電子機器分野にも進出。環境関連ではエネルギー事業にも力を入れ、現在注目されている燃料電池のほか風力発電や太陽光発電事業も行っている。燃料電池については、1998年12月に荏原バラード鰍設立、2001年にはバラード社に投資を行っている。
| 社 長 | : | 島川 文雄 |
|---|---|---|
| 所在地 | : | 東京都大田区羽田旭町11-1 |
| 資本金 | : | 612億円(06年3月末現在) |
| 売上高 | : | 5、149億円(05年度実績:連結) |
Ballard Power Systems, Inc. (バラード・パワー・システムズ社)
バラード社は、PEFCの開発および製造において世界のリーダー的企業であるばかりでなく、すでに、自動車用、定置用およびポータブル用の商用機としてのPEFCの販売を開始している。また、燃料電池自動車と電気自動車用の駆動システムの販売も行なっている。現在、バラード社は、ダイムラークライスラー、フォード、荏原などの各国の有力企業とのパートナーシップに基づき、PEFCおよびその関連製品の商業化を進めている。
| 社長/CEO | : | ジョン シェリダン |
|---|---|---|
| 所在地 | : | 9000 グレリオン パークウエイ、バーナビー、B.C. カナダV5J5J9 |
以上



