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ニュースリリース



2005.09.29
荏原製作所、荏原バラードが燃焼電池事業強化でバラード社(カナダ)と正式契約を締結
―荏原バラードがスタックの製造・開発の権利を取得―

株式会社荏原製作所
荏原バラード株式会社

株式会社荏原製作所(以下、荏原)、荏原バラード株式会社(以下、荏原バラード)およびバラード・パワー・システムズ社(以下、バラード社)は、定置式固体高分子型燃料電池(PEFC)コージェネレーション用スタックの製造・開発などの権利を荏原バラードが取得すること等に関し最終合意に達し、このほど正式契約を締結いたしました。

契約の概要

 1)定置式燃料電池スタックの「ライセンス契約」
日本での定置式コージェネレーション用スタック(膜電極集合体―MEA含む)の製造・開発・販売およびメンテナンスについての排他的権利を荏原バラードが取得し、同時に、改良権・サブライセンス権も取得した。なお、ライセンス料はUS$23.6百万ドル。

 2)家庭用燃料電池コージェネレーション用スタックの「開発契約」
荏原バラードは、バラード社で現在開発中の40,000時間の耐久性をもつ次世代の1kWクラスコージェネレーション用スタックの開発費の一部として、US$18百万ドルを負担する。

 3)その他の契約
荏原は、新たにバラード社に合計US$11.7百万ドルを出資することとし、05年9月に第一回出資を、06年に第二回出資を行う。

本契約の発効により日本市場向けのコージェネレーションユニットの心臓部であるスタックを、荏原バラードが自社で製造することが可能になります。 なお、権利の取得については、08年までに段階的に行われます。 スタック製造については、荏原の最先端の製造技術の活用に加え、荏原バラードが自社で製造することにより、大幅なコスト削減と製造上のフレキシビリティの増大が期待できます。2008年度本格的商用機販売開始に備えて、荏原バラードでは、自社でのスタック製造開始の準備を逐次進めていきます。

本契約により、1998年の荏原バラードの合弁会社創立以来強化されてきた荏原、荏原バラードおよびバラード社の提携関係は、さらに強化されました。 荏原バラードでは、今後、飛躍的に成長が期待される日本国内の家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの市場に対し、きわめて信頼性の高い家庭用製品を供給すべく、全力をあげて取り組んでまいります。

現在の家庭用コージェネレーション用の最新鋭のスタック写真

[参考資料]

固体高分子形燃料電池 (Polymer Electrolyte Fuel Cell - PEFC)

PEFCは電解質に固体高分子膜を使用した低温作動型(約70℃)の発電装置です。水素あるいは都市ガスなどからつくった水素を主成分とするガスと空気中の酸素を化学反応させ、電気と熱(温水)をつくり出すことができます。小型、軽量、低コスト、高信頼性などの特徴を持ち、定置用以外でも自動車用およびポータブル用として注目されています。バラード社は、PEFCの開発・製造における世界のトップメーカーです。


[各企業の概要]

荏原バラード株式会社

荏原製作所が51%、バラード社が49%を出資して、1998年12月に設立された合弁会社。PEFCの開発・製造における世界のトップメーカーであるバラード社の技術と、荏原のエンジニアリング・製造技術を有機的に組み合わせて家庭用・業務用の燃料電池事業を展開している。荏原バラードはバラード社のPEFCを使用した定置式発電システムを日本国内において製造・販売・サービスする独占権を有している。

社長 :  大矢 正克
(渇`原製作所 上席執行役員
 新エネルギーカンパニー バイスプレジデント)
所在地 東京都大田区羽田旭町11−1
工 場 神奈川県藤沢市本藤沢4-2-1(荏原製作所事業所内)
資本金 4.8億円

株式会社荏原製作所

1920年機械メーカーとして設立。ポンプ製造では国内のトップメーカーで。近年、環境共生(ゼロエミッション)型企業を目指し、環境関連の総合エンジニアリングに力を入れるとともに半導体製造装置を開発・製造するなど精密電子機器分野にも進出。環境関連ではエネルギー事業にも力を入れ、現在注目されている燃料電池のほか風力発電や太陽光発電事業も行っている。燃料電池については、1998年12月に荏原バラード鰍設立、2001年にはバラード社に投資を行っている。

社 長 :  島川 文雄
所在地 東京都大田区羽田旭町11-1
資本金 412億円(05年3月末現在)
売上高 4、783億円(04年度実績:連結)

Ballard Power Systems, Inc. (バラード・パワー・システムズ社)

バラード社は、PEFCの開発および製造において世界のリーダー的企業であるばかりでなく、すでに、自動車用、定置用およびポータブル用の商用機としてのPEFCの販売を開始している。また、燃料電池自動車と電気自動車用の駆動システムの販売も行なっている。現在、バラード社は、ダイムラークライスラー、フォード、荏原などの各国の有力企業とのパートナーシップに基づき、PEFCおよびその関連製品の商業化を進めている。

社長/CEO :  デニス キャンベル
所在地 9000 グレリオン パークウエイ、バーナビー、B.C. カナダV5J5J9
    (アジア・大洋州担当:ジョン・ハリス マネージング・ディレクター)

以上

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