| 2005.05.26 | 荏原製作所、荏原バラードが燃料電池事業提携強化で バラード社(カナダ)と覚書を締結 ―荏原バラードがスタックの製造・開発の権利を取得― |
株式会社荏原製作所 株式会社荏原製作所(以下、荏原)、荏原バラード株式会社(以下、荏原バラード)およびバラード・パワー・システムズ社(以下、バラード社)は、このほど、定置式固体高分子型燃料電池(PEFC)コージェネレーション用スタックの製造・開発などの権利に関する覚書に調印しました。 覚書の概要
本件提携強化は、日本市場向けのコージェネレーションユニットの心臓部であるスタックを、荏原バラードが自社で製造することを意図しております。荏原の最先端の製造技術の活用に加え、荏原バラードが自社でスタックを製造することにより、大幅なコスト削減と製造上のフレキシビリティの増大が期待できます。 本覚書により、1998年の荏原バラードの合弁会社創立以来強化されてきた荏原、荏原バラードおよびバラード社の提携関係は、さらに強化されます。 荏原バラードでは、今後、飛躍的に成長が期待される日本国内の家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの市場に対し、きわめて信頼性の高い家庭用製品を供給すべく、全力をあげて取り組んでまいります。 【参考】 PEFCは電解質に固体高分子膜を使用した低温作動型(約70℃)の発電装置です。水素あるいは都市ガスなどからつくった水素を主成分とするガスと、空気中の酸素を化学反応させ、電気と熱(温水)をつくり出すことができます。小型、軽量、低コスト、高信頼性などの特徴を持ち、定置用以外でも自動車用およびポータブル用として注目されています。バラード社は、PEFCの開発・製造における世界のトップメーカーです。 【各企業の概要】 荏原製作所が51%、バラード社が49%を出資して、1998年12月に設立された合弁会社。PEFCの開発・製造における世界のトップメーカーであるバラード社の技術と、荏原のエンジニアリング・製造技術を有機的に組み合わせて家庭用・業務用の燃料電池事業を展開している。荏原バラードはバラード社のPEFCを使用した定置式発電システムを日本国内において製造・販売・サービスする独占権を有している。
● 株式会社荏原製作所 1920年機械メーカーとして設立。ポンプ製造では国内のトップメーカーである。近年、環境共生(ゼロエミッション)型企業を目指し、環境関連の総合エンジニアリングに力を入れると共に、半導体製造装置を開発・製造するなど精密電子機器分野にも進出。環境関連ではエネルギー事業にも力を入れ、現在注目されている燃料電池のほか風力発電や太陽光発電事業も行なっている。燃料電池事業については、1998年12月に荏原バラード(株)を設立、2001年にはバラード社に投資を行なっている。
● Ballard Power Systems, Inc. (バラード・パワー・システムズ社) バラード社は、PEFCの開発および製造において世界のリーダー的企業であるばかりでなく、すでに、自動車用、定置用およびポータブル用の商用機としてのPEFCの販売を開始している。また、燃料電池自動車と電気自動車用の駆動システムの販売も行なっている。現在、バラード社は、ダイムラークライスラー、フォード、荏原などの各国の有力企業とのパートナーシップに基づき、PEFCおよびその関連製品の商業化を進めている。
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